ハチの巣を生け捕り捕獲!日本一ユニークなスズメバチハンター

スズメバチがよく巣を作る場所

キイロスズメバチの巣
< 屋根の軒下に作られたキイロスズメバチの巣 >
コガタスズメバチの巣
< 軒下のコガタスズメバチの巣 >

・開放空間では屋根の軒下、車庫の屋根の下、庭木の中などによく巣が出来る。


・閉鎖空間では天井裏、家の壁の隙間、床下などに巣ができる。


・その他にも木の空洞の中、土の中、朽ちた切り株下などにも巣が出来る。



◆屋根の軒下のスズメバチの巣


家のすぐ近くでは、なんと言っても屋根の軒下が目立ちます。
これはキイロスズメバチやコガタスズメバチの巣です。


他にも車庫やガレージの屋根のすぐ下などにも好んで巣を作るようです。


6月頃から巣作りは開始されますが、普段から行く注意してみていないと、
なかなか見つからにものです。特にこの時期は女王蜂だけが活動しており、
「今年はハチが飛んでいるな~・・」くらいにしか思わないかもしれません。


7月から8月頃には、働き蜂も誕生しますので、ハチの巣は活発になり、
巣は拡張され、働き蜂は増加します


この時期になりますが、さすがに巣は発見されるようで、今までこんな巣が
あったのかと驚かれる方も多いようです。


女王蜂単独の時期には一般の方が対処することも一応可能ですが、働き蜂が
誕生しますと、反撃の危険性もありますので、対処が難しくなります。


特にキイロスズメバチの場合は、巣が大きくなればなるほど、働き蜂の数も多く、
一度怒らせてしまうと、大変なことにもなりかねません。数十匹の働き蜂が
巣から出撃してきますと、それだけでもかなり驚異的です。
どうぞご注意ください。



家の天井裏、壁の中などのスズメバチの巣

キイロスズメバチの巣
< 壁の中へ出入りをするキイロスズメバチ >
キイロスズメバチの巣
< 小屋の天井に営巣するキイロスズメバチ >
キイロスズメバチの巣
< 天井裏に営巣するキイロスズメバチ >

他にも引越しを行う前のキイロスズメバチが作る巣で、天井裏や壁の中
などにの閉鎖空間にも巣がよく作られます。巣が見えないので、すぐに
気が付かない場合が多く、これには注意が必要です。


巣が見えない場合は巣がどこにあるか判らない為、不用意に近付くのは
大変危険です。むやみに巣を探すなどはしない方が無難です。


営巣している場所が広々としている場合は、引っ越しをしないこともあり、
巣が見えないため油断していると、出入り口からみるみる働き蜂が出てきて
驚かされることもあります。


また、出入り口から殺虫剤で対処できると考え、薬剤を噴霧しても、
巣は外被に覆われ、巣の内部までは殺虫剤が届かないことがあります。


巣から飛び出してきた働き蜂をたくさん殺虫剤で退治しても、巣の内部には
まだまだたくさん働き蜂が残っている上、数日すればさらにたくさんの
働き蜂たちが誕生します。


場合によっては本当に対処が難しい場合もありますので、こういった場所に
巣ができてしまった際には、専門の業者に頼んでいただいた方が絶対に無難です!


キイロスズメバチの巣
< 壁の中のキイロスズメバチの巣 >

◆庭木の中のスズメバチの巣

コガタスズメバチの巣
< 庭木の中のコガタスズメバチの巣 >
コガタスズメバチの巣
< 庭木の中のコガタスズメバチの巣 >

庭木の中にもスズメバチは巣を作ります。これはコガタスズメバチの巣です。


営巣初期には全く気が付かない事が多いのですがく、バレーボールくらいになり、
スズメバチが頻繁に出入りしている事から気が付くようです。


気が付かないで庭木の手入れをしてしまうと、知らず知らずのうちに
巣を刺激してしまい、刺される事もあります。シーズン中は庭木にも
注意が必要です。

最近でも町の中にもだいぶ見られるようになり、気が付いたら
バレーボールくらいのコガタスズメバチの巣があったなんて
事例も多々あります。


コガタスズメバチは最初は、ちょうどトックリをひっくり返したような
巣を作るのが特徴です。6月頃から巣作りは開始されていますので、
この時期になりましたら、庭木のお手入れがてら、ハチの巣がないか、
調べてみることをお勧めいたします。


コガタスズメバチのちょうどトックリをひっくり返したような巣の場合、
攻撃性のほとんどない女王蜂だけのことが多いです。この時期でしたら
一般の方でも何とか対処できることもあります。


ただし、この形の巣でも後半になりますと、中に攻撃性のある働き蜂が
誕生してきます。働き蜂は容赦なく、巣に危害を加えるものは刺します。


まずは早期発見で対処されることをお勧めいたします。


その他のスズメバチの巣

オオスズメバチの巣
< 土の中に営巣していたオオスズメバチ >
ヒメスズメバチの巣
< 土の中の空洞に営巣していたヒメスズメバチ >

その他にも木の空洞の中、土の中などにも巣が作られます。外での作業中や
山歩き、きのこ採りなどの際に知らず知らずのうちに巣へ近付いてしまい、
刺されてしまう事があります。


スズメバチは基本的には巣に接近されると威嚇行動をとり、人の周囲を
しつこく『カチカチ』という音を出しながら飛び回ります。


そんな時はスズメバチの巣が近いと判断し、静かにその場を離れましょう。


土の中の巣といえば、オオスズメバチが厄介です。


地域によっては11月後半まで活動し、営巣後期の巣はコロニーの規模は相当大きく、
たくさんの働き蜂が警戒し、活動しています。


ただでさえ体の大きなオオスズメバチの働き蜂ですが、これが数十匹飛出し、
巣の周辺を経過しながら飛び回ると、かなり圧倒されます。


オオスズメバチの針はスズメバチの中で一番大きく長く、強力ですので、
防護服の上から刺されてしまうことも聞きます。


私の場合は、スズメバチの上に手をついてしまい、防護手袋を針が貫通し、
左の手首に針が突き刺さり、ひどい目に遭いました・・・。


土の中や木の空洞の中の巣も、コロニーの規模が外からではわからないことが
多いので、一般の方がうかつに手を出すのは危険です。まずは専門業者に
相談されることをお勧めいたします。


切り株の中にできた12段もあるオオスズメバチの巣
< 切り株の中にできた12段もあるオオスズメバチの巣 >

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