・ミツバチは一度刺すと針が身体から抜けてしまい、蜂自身も死んでしまいます。
・スズメバチやアシナガバチは刺しても針が抜けることはなく、
針が付いている限り何度でも刺す事が出来ます。
ハチは一度刺したら、ハチ本人も死んでしまうのか?
こんな話を聞いたことはありませんか?
確かに、ミツバチのみ刺したハチ本人も死んでしまいます。
なぜかというと、蜂の針は顕微鏡で見ると細かいノコギリ状のギザギザが
ついており、刺さると簡単には抜けない仕組みになっているからです。
そしてミツバチの場合、針は簡単に内臓などと一緒に体から抜けて
しまう仕組みになっています。なので一度刺さった針は、ミツバチの体から
内臓ごとするりと抜けてしまうのです。
しばらく「ブン、ブン」と暴れていますが、その後死んでしまいます。
一方スズメバチやアシナガバチの場合、同じようなノコギリ状のかえしが
ついていますが、体からは簡単に抜けません。なので一度刺しても針さえ標的
から抜ければ何度でも刺し続けられるのです。
スズメバチの駆除をしていると、スズメバチが私の手袋に針を突き立てた
はいいものの、針が手袋から抜けなくなってしまい、困って暴れているハチ
もいます・・・。
ただし、このまま無理やり蜂を手袋から引っ張ってしまうと、お尻の
針の部分がまるごと取れてしまい、内臓までとれてしまうこともあります。
もちろんこの後長生きは出来ないでしょう。
生け捕りで、大事にハチを捕まえている時には特に注意が必要です。