ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁは一番大きく、毒も危険

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【ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁは一番大きく、毒も危険】
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ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁ
（Vespa mandarinia japonica Radoszkowski）

ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁは、6月ごろ女王蜂が越冬から覚め、巣づくりを始めます。7月頃には働き蜂も羽化し、巣が大きくなります。

9月から10月には、ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの巣が最大となり、一番危険な時期となります。

ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁは世界最大級の社会性狩り蜂です。ﾊﾁの大きさ、巣の規模、毒の量、あごの強さ、どれをとってもｽｽﾞﾒﾊﾞﾁNo,1です。

女王蜂は35～45ｍｍにもなります。働き蜂でさえ27ｍｍ以上、大きい時には 40ｍｍにもなります。

ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁは、ｶﾐｷﾘﾑｼやｺｶﾞﾈﾑｼ、ｶﾏｷﾘなどの大きな昆虫も捕まえては持ち帰り、幼虫の餌にします。

また土の中に巣を作るため、巣の発見が遅れてしまい危険なｽｽﾞﾒﾊﾞﾁでもあります。

秋になり餌となる大型の昆虫が減ってくると、ﾐﾂﾊﾞﾁやその他のｽｽﾞﾒﾊﾞﾁに集団攻撃を仕掛け、幼虫やさなぎを全て自分達の幼虫の餌にしてしまいます。

これはｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの『ﾏｽｱﾀｯｸ』とも呼ばれています。

ｽｽﾞﾒﾊﾞﾁって人を刺すがありますが、これは自分達の巣を守るための防衛行動です。基本的には巣に近づかなければ問題ありません。

しかしｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁはちょっとやっかいで、土の中に巣を作り、働き蜂の攻撃性は高く、物音に大変敏感です。

ｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの被害は、9月から10月が一番危険だといわれています。この時期はとにかく山歩きの時は、気をつけた方がいいでしょう。

ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの攻撃は、ｶﾁｶﾁという音を出しながら、 2～3ﾒｰﾄﾙの高さをﾎﾊﾞﾘﾝｸﾞし、一直線に体当たりをして刺します。

人が巣の付近まで近づくと、しつこく追いかけ、脚で敵にしがみつき、あごで噛み付いてから何度も刺します。

ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁに刺されるのは、巣の付近を何も知らないで通ってしまい、刺激した時に起こります。農村地帯で草刈りの作業中や、ｵﾘｴﾝﾃｰｼｮﾝ、遠足、ﾊｲｷﾝｸﾞ、きのこ採りなど野山に入っていく場合に被害が発生しています。

特に問題なのが、このｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁに刺された時の被害です。刺された時の痛みや腫れは、全ての蜂の中で一番ひどくなります。

同時にたくさんのｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁに刺された場合には、蜂の毒のｱﾚﾙｷﾞｰだけでなく、毒死亡するケースがあります。

ハチの毒液中には、同じ巣の仲間を興奮させ、敵の知らせる警報ﾌｪﾛﾓﾝが含まれています。

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（Vespa affinis affinis L.）

ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの警報ﾌｪﾛﾓﾝ

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