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【モンスズメバチは夜も活動するスズメバチ】
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モンスズメバチ
(Vespa crabro flavofasciata Cameron)
モンスズメバチは日本に広く分布します。
女王蜂が 5月頃越冬から目覚め、巣作りを開始し、6月頃働き蜂が羽化します。
その後急速に巣はふくらみ、9月頃に雄蜂や新女王蜂が羽化します
モンスズメバチの大きな特徴は、夜間も活動する点です。
夜、明るくして作業を行っていると飛び回ることがあります。
モンスズメバチが近くで営巣していると、夜間作業持に飛んできますので注意してください。。
肩の部分に黒色で黄または茶色っぽい斑紋がありますが、これが見分けるポイントの1つです。
次の女王蜂の胸部がわりやすいと思います。
モンスズメバチの体長は、女王蜂で28〜30mm、働き蜂は21〜28mm、雄蜂で25〜28mm程です。
モンスズメバチは日本以外にも、ヨーロッパで生息しており、様々な研究報告がされています。
例えば、モンスズメバチの警報フェロモンは1984年に、 2-methyl-3-butene-2-olであると発表されています。
モンスズメバチは閉鎖空間に比較的大きな巣を作り、壁の隙間、木の中の空洞、屋根裏などが好きです。
またキイロスズメバチと同じように、引越しを行います。突然屋根裏に巣ができる事もありますので気をつけましょう。
モンスズメバチの好きな餌はセミ類のようです。
なんと空中キャッチも可能だとか★
またミツバチやアシナガバチの巣も通い、捕まえ、幼虫の餌として巣に持ち帰ります。
このほかにモンスズメバチの働き蜂は、甘い樹液も食べます。
モンスズメバチの気性は荒く、巣に近づくだけで、威嚇されることもあります。、危険性が一番高い7月〜9月頃は、巣の近くを通っただけで刺されてしまうこともあります。
巣は外からは確認が難しいため、巣の発見が遅れ、草刈りなどの野外作業中に、巣の存在に気が付かずに刺激し、刺されるケースがあります。
モンスズメバチは夜間も活動するのですが、規模が大きい巣では、日が暮れた後3〜4時間も出入りをしている事が報告されています。
夜間作業中、投光器などの光めがけて、蜂が頻繁に飛んでくる時には、近くにモンスズメバチの巣があるかもしれません。
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