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【ネジレバネ】
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スズメバチネジレバネは、スズメバチの腹部に頭をだして寄生しているところを、しばしば観察することができます。

スズメバチネジレバネの幼虫は、スズメバチの腹部で孵化します。

スズメバチの移動に伴い、くっついて移動し、樹液の出ているところや花の蜜の出ているところで降ります。

その後、他のスズメバチがやってくるのを待ちます。

スズメバチがやってくると、素早くこのハチに飛び着き、巣に運んでもらいます。

巣に入ったネジレバネの幼虫は、スズメバチの幼虫の体内に侵入して成長します。

スズメバチの幼虫が羽化するとネジレバネも体内でさなぎとなります。

ネジレバネのオスは羽をもち、飛びまわり、短い命で、スズメバチに寄生しているメスと交尾をします。

交尾のあと、メスのネジレバネはスズメバチの体内に2〜4万個もの卵をスズメバチの体内に産みます。

そして、スズメバチにくっついたまま命を終えます。

スズメバチネジレバネはスズメバチの働き蜂だけでなく、新女王蜂や雄蜂にも寄生をします。

このネジレバネに寄生されたスズメバチの働き蜂は、巣の内外の仕事を全くしなくなってしまいます。

そのため、寄生率が高くなってしまうと、巣の存続もあやしくなってしまいます。

また女王蜂が寄生されてしまうと、交尾しなくなってしまいます。

ネジレバネはシーズン中、少なくと3世代繰り返します。

また営巣後期ほど、巣の寄生率は高くなっていきます。

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