先日このブログで紹介しておりました、オオスズメバチの展翅標本セット、
『Japanese SAMURAI Hornet』が完成し、販売を開始しました!
まだ1点しかございませんので、Yahoo!オークション(ヤフオク)
でしか出品しておりません。
よろしければご覧になってみて下さい!
ヤフーオークションの屋久杉材標本箱入 オオスズメバチ 女王蜂 働き蜂 雄蜂 展翅標本ページはこちら
※写真はすべて見本です。
世界一大きなスズメバチ、オオスズメバチをこだわりの標本に仕上げました。
標本箱には、世界自然遺産で大変有名な屋久島の屋久杉を材料とした、
バードウイング社製のドイツ型標本箱を使用しました。
九州の知人よりご提供いただき、このような大変貴重な標本セットが完成いたしました!
樹齢1,600年以上の非常に価値の高い材料を使用しており、
木目は複雑でとても美しく、大変高級感があります。
まず手に入らないこの屋久杉標本箱のセットを、お手元でご観察いただき、
インテリア・コレクションとしていかがでしょうか?
屋久杉について、ウィキペディアより以下を抜粋しました。
一般に、杉の樹齢は長くても500年程度であるが、屋久杉は桁外れに長い。栄養の少ない花崗岩の島に生える屋久杉は成長が遅く木目が詰っており、降雨が多く湿度が高いため、樹脂分が多く腐りにくい特徴を持つ。そのため樹木の寿命が長いといわれ、樹齢2,000年以上の大木が多い。
天然スギの伐採が終了した現在、土産物などの加工に使われている屋久杉は土埋木と呼ばれる物である。伐採の跡の切り株や台風などで倒れた倒木も含まれる。
標本箱の中は、オオスズメバチの女王蜂、働き蜂、雄蜂の
3種類入りの展翅標本です。
細部にまでこだわり、作成いたしました。大切に保管いただければ、
永久に保存できるオオスズメバチの標本です。
・品名:屋久杉材入オオスズメバチの展翅標本3匹セット
(『Japanese SAMURAI Hornet』)
・捕獲場所:三重県伊賀市
・捕獲日:平成25年11月5日
・作成者:寺部 宏一
・防虫剤:パラジクロロベンゼン
・乾燥剤:シリカゲル
・使用標本箱:屋久杉材 バードウイング社製 UVカット仕様
250mm x 200mm x 55 mm
・Made in Japan
オオスズメバチの配置について
上段 :女王蜂
下段 :右 雄蜂 左 働き蜂
こだわり1 すべてが一点ものです!
オオスズメバチには大きさ、色、形と、微妙に
それぞれの個体が違います。
また、同じような標本を作っても、その個体のクセ、
乾燥中の変化などにより、全く同じものはできません。
その為、全ての標本は一点ものとなっております。
こだわり2 バードウイング社製の屋久杉材のドイツ型標本箱を使用
標本箱にはバードウイング社製のドイツ型標本箱を
使用しています。
材料は大変貴重な樹齢1,600年以上の屋久杉です。
以下はバードウイング社のサイトより抜粋しました。
バードウィングでは標本箱の製造を、木工、ペフ板・ガラス、
塗装、調整と各工程をそれぞれのプロが行っています。
その品質の高さは国内外で評価され、博物館や大学などでも
使用されています。
大切な標本を末永く保管するには、標本を食べる害虫の侵入や、
カビなどの原因となる湿気を防ぐ気密性の高い標本箱で
保存することが必要です。
バードウイングのBWシリーズの標本箱はふたの枠が凹凸になっていて、
害虫などをシャットアウト。しっかりと標本を守ります。
標本を自然光にあてておくと、標本の色が褪せてしまうことをご存知ですか?
バードウイングではこの問題にいち早く対応して、99.9%の紫外線をカットする、
UVカット仕様の標本箱を開発いたしました。
耐久年数も半永久的となっています。
標本箱のご使用上の注意点
◎番号面を合わせて閉める。
◎防虫防カビ剤は1個。
◎直射日光は避ける。
◎長時間蓋を開けたままにしない。
◎高温多湿な場所での保管は避ける。
こだわり3 オオスズメバチの細部にいたるまで
オオスズメバチの体は非常に複雑で、かつさまざまな
機能を持っています。
オオスズメバチの細部にいたるまで、観察いただきたいので、
爪の先から触覚、6本の脚、体毛まできちんと
残しつつ標本にしました。
女王蜂の特徴は、なんといってもその身体の大きさで、
スズメバチの中で最も大きいです。
もちろん毒針も持っていますので、注意が必要となります。
飛んでいると羽音が非常に大きく、ほとんどの方はとても驚かれます。
普段はオオスズメバチの巣を守りつつ、巣の中の幼虫や蛹の世話をします。
オオスズメバチの毒針は非常に強力で、
数か所刺されただけで、死に至ることも・・・。
標本でも毒針には毒液が付着していますので、ご注意ください。
営巣初期は小さなサイズですが、営巣末期になるにつれ、
どんどん大きな働き蜂も産まれてきます。
働き蜂中には、翅が削れ、少しボロボロになっている
蜂もいますが、これはたくさん働いてきた証拠です。
巣に戻ることなく死んでいった数多くの働き蜂の中で、
何度も何度も餌を集め、戦ってきた優秀な働き蜂かもしれません。
営巣後期の頃になってやっと誕生するのがこの雄蜂です。
他のオオスズメバチ巣へ飛んでいき、新しい女王蜂と
交尾することだけが目的の蜂です。
触覚が非常に長く、腹部(おしり)の先がとがっていないのが特徴です。
産卵管が進化したものと言われている毒針ですが、
雄蜂は雄なのでこの毒針がもともとありません。
唯一触ることのできるスズメバチですが、一般の方が
見分けるのはちょっと難しいので、ご注意ください。
こだわり4 短時間で急速乾燥
通常の標本の場合、乾燥には非常に時間がかかります。
この乾燥中に、個体が傷んだり、変色してしまうことも
多々あります。
また、カビや虫が付くこともあります。
その為、独自の乾燥技術で短時間で
一気に水分含量を減らし、標本にしました。
変色や痛みのない、きれいな状態で標本が
仕上がっております。
こだわり5 1匹ずつラベル付き
写真ではわかりにくいかもしれませんが、学術・研究標本などにも
使用できる、学名・採集者などの情報が書かれたラベルも付いています。
このラベルは普通に印刷したものですが、
研究標本としてはとても重要なものです。
こだわり6 世界一大きなオオスズメバチ
大きさについて、オオスズメバチの女王蜂はすべて45mm以上となっています。
これは一番大きな成虫が生まれてくるある特別な時期に、
オオスズメバチの巣を捕獲しているからです。
オオスズメバチは世界で一番大きな社会性狩り蜂として知られております。
世界で最も大きなスズメバチをじっくり観察いただくことができます。
私の作成する標本では、多くの場合、自然の巣の中で
成熟した新女王蜂を使用しています。
この新女王蜂の顔はオレンジ色、または赤っぽい色をしており、
巣を離れた後、他の巣の雄蜂と交尾します。
その為、体から特有の性フェロモンを出し雄を誘引します。
この成熟した新女王蜂特有の性フェロモン等の影響により、
標本の乾燥段階で、 女王蜂の腹部(オシリ)部分を中心に
黒っぽくなってしまいます。
女王蜂がなぜか黒っぽいぞ!?と商品到着後に驚かないでください。
自然に起きている女王蜂特有の現象ですので、
あえてこのまま標本として作成しております。
未成熟の新女王蜂を使用しますと、顔は赤っぽくなく、
腹部も標本作成の段階で黒くはなりません。
この新女王蜂の変色が気になる方は、 事前にご
連絡いただけますと、ご対応できる場合がございます。
こだわり7 防虫剤とシリカゲル付き
防虫剤(パラジクロロベンゼン)、乾燥剤(シリカゲル)を
サービスでお付けいたします。
防虫剤の効果がなくなりますと、虫に食害されたり、
カビが生える恐れがあります。
防虫剤は一年ほどで効果がなくなります。
効果がなくなりましたら速やかに新しいものと
交換してください。
交換せずにそのままにしておくと、カビが生えたり、
カツオブシムシなどにより食害されてしまうことがあります。
樟脳(しょうのう)、ナフタリン、パラジクロロベンゼンは
混合使用で弊害を生じます。
今後交換の際には、パラジクロロベンゼンのものを
ご使用ください。
こだわり8 スズメバチ標本歴10年以上です。
大学でスズメバチを2年間研究し、スズメバチの標本を作成。
大卒後、スズメバチの駆除10年ほど。
その間ほぼ毎年のようにスズメバチの標本を作成してきました。
どうしたらスズメバチがカッコよく、きれいに標本にできるのか、
ずっと探究し続けてきました。
そして、今現在の形にとりあえず落ち着いています。
ぜひ手元でご鑑賞いただき、末永くあなたのお近くで
飾っていただけますと大変ありがたいです。
それではどうぞよろしくお願いします。
標本の管理について
標本はもちろん死んだ蜂ですが、針には毒液が付着しております。
万が一針が皮膚に刺さりますと、毒液が入りかなり傷みます。
標本とはいえ、取扱いには十分にご注意ください。
標本は、動かないよう、1匹につき4本の虫ピンで
固定して発送いたします。
商品の都合上、この虫ピンは外さない方が良いかもしれませんが、
この点に関しましては、お客様のご判断にお任せいたします。
標本箱内に入れておきました防虫剤が効果をなくしますと、
標本は簡単にカビてしまう可能性があります。
万が一カビが発生してしまった場合には、エタノールを
しみこませた筆などで、きれいに掃除すれば、元に戻ります。
防虫剤の効果がなくなりましたら、 速やかに新しいものと交換してください。
この場合、これまでに入っていたものと同じ防虫剤をご使用ください。
ドイツ型の標本箱は、蓋と箱が一対になっており、
他の同じ箱のものでも、きちんとはまりません。
ドイツ型標本箱は非常に密閉度が高いため、
蓋を開ける際には工夫が必要です。
対角線上に角をうまく少しずつ広げていくと開くことと思います。
シリカゲルの交換の時期ですが、シリカゲルの色で判断してください。
中に青い色のシリカゲルがありますが、これがピンク色に
変わりますと交換となります。
防虫剤ほど重要ではありませんが、常に標本を乾燥状態に
保つためには、ある程度の段階で 交換しておくことをお勧めいたします。
標本に関しまして、ご不明な点などありましたら、
お気軽にお問い合わせください。