スズメバチショップ店長の一言
こんにちは、スズメバチショップ店長の寺部です。
スズメバチの仕事は冬はありませんので、冬をを有効にと、
スズメバチの標本を作っています。
耳にはイヤホンを突っ込み、大好きな洋楽ロックをガンガンならし、
気分は絶好調、モチベーションMAX(違う時も・・)で
制作していきます。
実は、私にとっては至福の時間でもあります。
始めは音楽などは聴かずに作っていましたが、余計な事を
考えなくてすむ上、とても落ち付き、心地よいので続けています。
なぜ標本を作るのか??
やっぱりスズメバチが大好きだから!!
この一言に尽きますが、私の場合いくら作っても
満足できないんです。
スズメバチは大きさや死んだ状態、生きている間の癖(?)などから
一匹一匹違います。
なので、同じオオスズメバチでも全く同じ標本は作れません。
そんな事で、より見栄えの良い作品を求め、
作り続けてしまうようですね・・・。
私のスズメバチ標本の始まりは、大学3年生の頃。
先輩から標本の作り方を教わったのがきっかけですが、
その後、よりかっこ良い標本は作れないかとかなり試行錯誤の末、
在学中に現在の形に落ち着きました。
もちろん先輩から教わった形がかっこ悪いわけでもありませんし、
その方法はごく一般的な展翅標本の作り方でした。
研究室にも同じような形の標本はいくらでもありましたし・・。
しかし、私はそれでは満足いきませんでした。
結局私は研究の合間、警報フェロモンの分析で使用したスズメバチの
働き蜂たちでたくさんの標本を作りました。
という事で、できたスズメバチ標本たちにはみな
毒液の入っていた毒嚢がありません・・・。
現在はこれまでのスキルを活かし、もう少し技術を上げた標本を
作製し、これを私のネットショップで販売中です。
特にオオスズメバチでは在庫を多数そろえてありますので、
もしよろしければ覗いてみてください!
なお標本箱は、日本一の昆虫屋、志賀昆虫普及社製のものを使用し、
長期保存も可能です。
実は、妻にも手伝ってもらいながら作製しております。
こちらもどうぞよろしくお願いします。