蜂の巣の模様
スズメバチの巣の模様は特徴的で、貝を重ねたような模様ですが、
どうしてあのような模様になるのですか?
はじめまして、スズメバチハンターの寺部です。
蜂の巣の模様ですが、これは働き蜂が外から集めてきた木なんです。
働き蜂は木の皮などをかじり、これを団子のように丸め、
自慢のあごで唾液と一緒に良く混ぜ合わせます。
これを丁寧に巣にくっつけていくのです。
以下のブログの写真がちょっと参考になるのではないかと思いますが、
巣の模様で白いところや茶色いところがあるかと思います。
この線のラインが、丁度働き蜂がくっつけた巣材です。
丸めて団子状になった巣材を、働き蜂は少しずつ、その前に作られた
外被の線の部分に塗り重ねていきます。
こうして巣材を、前に出来た部分にくっつけてどんどん継ぎ足していく事で、
外被は作られていきますが、色が異なるのは、巣材が異なるからです。
白っぽい巣材であれば白い線が、茶色であれば茶色い線が入り、
縞模様はこうして作られていきます。
やはり巣を作っているところを間近に見ていただき、観察していただけないと
なかなかわかりづらいかもしれません。
巣を作っている写真などがあれば、もっとわかりやすいとは思いますが、
まだそのような写真は撮っていませんので、今回はこんな感じで
ご説明いたしました。
なかなか私も表現するのが難しく、うまく書けませんが
なんとなく納得していただけたでしょうか?
今後巣を作っているところを写真に撮る事が出来ましたら、
この掲示板でご紹介したいと思います。
今回の部分で何かわかりづらいことなどありましたら、
お気軽にこの掲示板に書き込んでいてください。
何度でも、私なりにご説明いたします。
どうぞよろしくお願いします。
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寺部 宏一
玉川大学農学部農学科
昆虫学研究室卒業後、
スズメバチハンターとなる。
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所在地:三重県津市
携帯:090-8781-8350
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